おりものの臭いが気になりますか? Yes と No の細胞像

今日は5月の2日、ゴールデンウイーク中とあって、アイラボは検体も少なくのんびりムード。
今日のFemバランスチェックの検査は2件です。
検査依頼書には症状など、5つの質問事項があります。
①オリモノの臭いは気になりますか?
②オリモノの色は?
③陰部に痒みがありますか?
④今年子宮頸がん検診を受けましたか?
⑤その結果は?
検査を依頼される方の自覚症状と検査結果が驚くほど一致している項目があります。
①、②、③どれだと思いますか?
早速見ていきましょうね。
EさんとSさんとします。

最初に染め上がってきたのは単染色という細菌を染めた標本です。

比較的太く、長い棒状の桿菌が細胞に群がっています。
ほぼ全てが乳酸菌です。
腟内フローラを代表する善玉菌です。
この菌は腟内の糖分をエサとして活発に増えます。
糖を分解すると酸ができます。
腟内を強い酸性にすることで他の菌の増殖を抑えています。
腟の自浄作用といいます。
この状態ではオリモノの臭いは気になりません。
次に染め上がってきたパパニコロウ染色標本(子宮頸がん検診で使われる染色)です。
こちらの標本は細胞の顔つきを見るのに適しています。
薄い緑色に染まる大きな細胞は中層細胞と言い、糖分(グリコーゲン)をたくさん含んでいます。
排卵期以後黄体ホルモンの影響が強くなると腟の表面はこの細胞で覆われます。
ということで、Eさんが細胞を採取した時期は「多分」月経の前になります。
この染色では乳酸菌は観察しにくいですが、細い針のように見えます。

次にSさんの標本を見てみましょう。

Eさんに見られた大型の桿菌は全く見られません。
小さな短い桿菌(短桿菌/球菌様桿菌)が細胞の上に群がり、細胞以外の所にも見られます。
パパニコロウ標本でも同じような所見が観察されます。
中央には細胞に腟ガルドネラ菌が群がったクルーセルも見られます。
Sさんは細菌性腟症の典型的な例です。
このようなケースでは、多くの方が
「オリモノの臭いが気になる」
とコメントしております。

正解は①

「おりものの臭いが気になる」=細菌性腟症が疑われます。
このケースが圧倒的に多いです。

皆さんもおりものの臭いが気になる時は
Femバランスチェックでチェックしておきましょう。

検体が適正でないとこんなことが起こる!

昨年の自宅前の枝垂れ桜と雪柳
2025年3月27日(朝)の枝垂れ桜
昨日の朝、開花したのはほんの少し。
でもこの暖かさで、一挙に開花!
2日で3分咲き、って感じ。
GMG八王子ゴルフ場⇒五日市カントリー倶楽部⇒サンメンバーズカントリー倶楽部(山梨県大月市)3つのゴルフ場を、3ヵ月に一度のペースで順番に回るゴルフの仲間の会(樹々会)があります。3月26日、気温26度、6月中旬の暑さで快晴の一日。五日市カントリー俱楽部で開催されました。

最近は乗用カートにスコアを入力するシステムが普及してきたので、せっかく準備されているスコアカードに記入する機会が無くなった。となると、なんとなく“ゴルフが雑になるような気がする”、ので「一球入魂の思い」で、スコアカードをこんな風に使っています。
一打ごとに、反省!、、、って感じで、最近この方法が気に入っています。今日のスタートは、東の1番。反省!・反省!・反省!パターもイマイチなのが一目瞭然です。
これを始めた頃は△もつけましたが、より自分に厳しくするため、〇か✖にして、パターは・にしてみました。しばらくは続けようと思っています。

サー本題。悩み事をキット購入前に相談してくれればよかった。

この方は腟と咽頭のSTDチェックの検査依頼しています。この写真は、咽頭うがい液です。中央に一見Clue cellのように見える細胞がある。
拡大した細胞像です。腟から採取した検体であれば、細菌性腟症を疑いますが、咽頭うがい液にも時々このような所見を認めますので、腟ガルドネラ菌以外の菌でもClue cellの形態をとるものがあるのかな? いつもそんな思いで見ていました。
この写真は、セルソフトで採取した口腔内の写真です。(本来は腟から採取すべき検体ですが、故意に口腔から採取されたようです。)背景にモヤモヤがあり、やはり腟ガルドネラ菌なのかな?直感的にそんな風に思いますが、拡大を上げてみると?
腟内では見たことがないでっかい乳酸菌! 背景のもやもやは腟ガルドネラ菌に似ているが?(やはり腟の検体とは若干様相が異なります。)
単染色で確認してみるとやはり背景には小さな菌がたくさん。べらぼうに大きな桿菌(乳酸菌?) 拡大を上げてみよう。
この小さな球菌様桿菌は腟ガルドネラ菌のようにも見えるが?やはり大きな桿菌は乳酸菌と決めることが出来ません。念のため検査依頼者に確認することにしました。腟と咽頭のSTDチェックには、淋菌、クラミジア、トリコモナス、カンジダ、細菌性腟症が含まれています。腟ガルドネラ菌(らしき)菌がこんなにみられるケースに、乳酸菌もたくさん見られることはほとんどないからです。

依頼者からは驚きの返事が返ってきました

「長い間、口臭と痰に悩み、病院を受診して検査をして頂きましたが、溶連菌を認めるだけで特に問題はないとの事でした。すみません。腟から採取したのではなく、(セルソフト)で採取したのは口の中を擦ったものです。

納得!


うがい液とセルソフトで採取した検体があれだけ違ったのはバイオフィルム?

アイラボでは全ての検体について適否判定を実施しています

自己採取検体は(今回のケースの様に)何が起こるか分かりません。
検査で最も重要なことは「適正に採取し」「適正に輸送し」「適正に処理し」細胞診の様に人の目で判断するような検査では「適正な知識と技術」更に「使命感」が必要になります。

医師が採取した検体なら、「適正に採取された検体という前提」で検査しますが、自己採取の場合(私達アイラボでは)、何が起こるか分からないことを前提にしていますので、例え「尿で淋菌だけの検査」であっても、必ず適否判定を実施しています。
直径5‐6mm程度ですが、検体を塗抹し、ちゃんと細胞が採取されているかどうかを確認してから検査に廻しています。この写真で見ているのは尿の検体ですが、その部位に全く細胞がありません。適正な尿の検体であればなにがしかが見えますが、全く見えませんので検体不良で再採取に廻しました。
以前他社の郵送検査にお茶を入れて送りました。当然結果は「判定不能」なはずですが、現実には「陰性」と報告されました。細胞診の自己採取(たとえば綿棒であっても、腟内の細胞が全く採取されないことはありません。それどころか、綿棒で腟の入り口から検体を採取したものでも異型細胞が検出されることがあります。といった具合で、採取する器具の性能については多くの検査を提供する業者でも分かっていないのが現状です。ということで、検診を受ける人にとってはわかるすべもありませんし、それを教えてくれる機関もありません。自己責任なんですよ。
私達は、セルフメディケーションを応援していますので、ご質問頂ければ、科学的にご説明いたします。042-652-0750

依頼者の悩みにアイラボはお口の健康サポートに挑戦します

アイラボは細胞診の専門家集団です。
今回アイラボのキットをご利用頂いた方と電話で話しました。ご当人にとっては深刻な悩みです。
私達も口腔(口の中)の健康にどれだけ貢献できるか分かりませんが、今日から勉強を始めます。
NHKで1月23日に放送された「取説説明書」「口腔細胞診に関する資料」早速取り寄せました。
皆さんと一緒に勉強します。
セルソフトで口腔を擦過して頂いた方に感謝します。
近い将来、口腔の総合的郵送検査を始めますよ!
お楽しみに!

これが典型的細菌性腟症だが、このケースも!

細菌性腟症は病気?
私達(アイラボ)は、細菌性腟症は病気というより腟内正常細菌叢(Normal bacterial flora:腟内に生息する微生物群で、その代表格が乳酸菌です。その他にも腟ガルドネラ菌など、いくつかの菌がある一定のバランスで住み着いている状態)が何らかの影響でバランスを失い、善玉菌といわれる乳酸菌が減少し、悪玉菌といわれる腟ガルドネラ菌が増えてしまう状態と考えています。その原因は様々ですが、善玉菌が失われる行為(例えば抗生物質による治療や過度な性行為)、または善玉菌が増え難い環境(乳腺菌の餌となるグリコーゲンの減少:更年期になると腟の粘膜は萎縮し本来グリコーゲンをたくさん保有する細胞が少なくなったり消失する)が考えられます。
このケースは、薄緑色に染まる中層細胞(大きな薄っぺらな細胞)が主体ですが、中央やや左の細胞には灰色に染まる細かな細菌(腟ガルドネラ菌)が群がっています。この細胞はClue cell(クルーセル)よいって、細菌性腟症に見られる特徴的な細胞です。細胞以外の部位にも腟ガルドネラ菌が沢山見られます。乳酸菌は全く見られないこの状況が、典型的な細菌性腟症の腟内です。白血球は5‐6個見られますが、腟炎を起こしている状況ではありません。腟炎を伴わないことも細菌性腟症の特徴なのです。
この現象を私的にみると、「何らかの原因で乳酸菌がいなくなったので、代りに俺(腟ガルドネラ菌)が腟内を守ってやるよ」と言っているようにも見えます。淋菌の様な本物の悪玉菌の感染なら、白血球が大量に出動して戦うのにその気配は全くありません。「数は少ないけどいつも住み着いている奴(腟ガルドネラ菌)だから攻撃の対象ジャーねーよ」って言ってんのか?」はたまた、「乳酸菌の代わりに(腟ガルドネラ菌が)腟内を守ってくれているのだから攻撃なんてもってのほかだよ。」と言っているのか?
細菌性腟症は本当に分かりにくい!!!

でも、はっきり言えることは「嫌な臭いの原因はお前のせいだ!」って事は確かだ!
お前のせいで、ご主人(患者)様は大変な思いをしているんだぞ!
同じ検体から作製した標本を単染色という方法で染めると腟ガルドネラ菌はこのように見えます。
前のケースに比べると腟ガルドネラ菌は少ない。
しかも、Clue cellもないし、白血球もほとんどない。
写真を撮影した部位は最も腟ガルドネラ菌が多いところです。
きれいな、きれいな腟内! 最高!って言いたい。

でもこのご主人(患者)も異臭が気になって検査を受けたのです。
腟ガルドネラ菌の絶対数は少なく、一見最高の腟内のように見えました。
しかし2つのケースに共通した点は「乳酸菌が見当たらない!という事です。
また同じ検体から作製した標本に単染色を施してみると。
乳酸菌は全くいない。
前のケースに比べれば劇的に少ないけど、腟ガルドネラ菌だけが生息している状況でした。
ちなみに、同じ倍率で乳酸菌をみてみようか?
乳酸菌の仲間は大きいでしょう。

今回何を言いたいかといえば、

clue cellがあろうがなかろうが、腟内に乳酸菌がいなくなり、
腟ガルドネラ菌が支配している環境は多くの場合臭いが気になる人が多いのです。

でもね、嫌な臭いは細菌性腟症だけではありません。
嫌な臭いやオリモノで悩む人はたくさんいます(私達の調査では91%)。
大事になる前に先ずはアイラボのFemバランスチェックで調べてください。
その結果を見て、次を考えましょう。

第6報 細菌性腟症の治療について
日本性感染症学会 性感染症 診断・治療ガイドラインを拝見

Ⅱ治療 をみてみましょう。

細菌性腟症の治療には、局所療法(腟錠)と内服療法(経口)があり、前者が主役だそうです。
【第一選択】メトロニダゾール(フラジール)腟錠、1回250㎎、1日1回、7~10日間 または経口1回500㎎,1日2回、7日間
【第2選択】クロラムフェニコール、腟錠、1回100㎎、1日1回、7日間

注記
①薬剤の治療効果を高めるため、治療初期には、滅菌蒸留水または生理食塩水で腟内を洗浄してもよい。腟帯下が多量であったり臭気が強い場合は、0.025%塩化ベンザルコーニウム液、10%ポピドンヨード液を用いて洗浄する。
腟洗浄は、治療初期には投薬する薬剤の効果を高めるために重要であるが、診察時毎回の洗浄は、腟内のLactobacillus 属の数の低下をきたすため必要ではないとしています。
②妊娠中の細菌性腟症は、流産・早産と関係することが明らかになっているので、WHOの基準を満たした症例では、腟錠を用いて積極的に治療する。
③高齢の女性に頻度の高い細菌性腟炎の治療は、細菌性腟症に準じて施行されることも多いが、エストリオール腟錠の仕様や内服治療が行われることが多い。また、更年期症状の強い症例などでは、ホルモン補充療法や東洋医学療法(漢方治療)が併用されることもある。
Ⅲ治癒判定
治療(局所、内服)後、自他覚所見(腟内容の各種性状検査、グラム染色鏡検)を観察し、効果を判定するが、不完全な治療を避けるため、必ず1クール後の検査が必要である。
Ⅳパートナーの追跡
細菌性腟症は、性的パートナーの多い女性がかかりやすいとの報告があるとはいえ、性感染症(STI)とは決めつけられない。通常、患者の性的パートナーの治療をしても患者の臨床経過に影響を与えないことから、再発防止のためにパートナーの治療をすることや、その追跡をすることは勧められない。
◎付記
タイトルに表現したように細菌性腟症には、STIというよりsex associated diseacesであると考えられ、性的パートナーが多いほど罹患率が高く、子宮内避妊具(IUD)の使用で優位にリスクが高まると言われている。所見は多彩で、かつ全般に(症状は)マイルドであるが、膣トリコモナス症、膣カンジダ症が否定されても、なお頑固な帯下を訴えるものには先ず細菌性腟症の検査を行うことを進めたい。※(症状は)は筆者が追加しました。
このように解説されています。

診断・治療ガイドラインを紹介した訳は?
メトロニダゾール耐性菌のことが記されていないからです

今朝はここまでにします。愛犬雄と高尾山
愛犬雄と高尾山を散歩、家から歩いて1時間
耐性菌のこと気になっているので少し勉強してみます。
続きはまた後で、

Eさんの経験をもう一回おさらいしてみましょう

8月6日以降、アイラボで検査を受けて頂いたEさんが、Drrシイナのブログを見て頂いている皆さんのためになるのであればということで、これまで5回の記事に協力して頂きました。
今回、10月17日から開催されたFem+(フェムプラス)で私とお友達になって頂いた皆様にも見て頂ける準備ができましたので、改めて経緯をお知らせします。

第1回(8/6投稿)婦人科で治療後におりものや臭いが気になるようになった。
第2回(8/29投稿)細菌性腟症と診断された1ヶ月後はどうなった?
第3報(10/14投稿)細菌性腟症の治療に挑戦、思いがけないハプニングが
第4報(10/15投稿)Eさん見て!見て!、10/4日の検体だよ!
第5報(11/13投稿)次の生理後はどうなっているだろう?

このような経緯を見ると、メトロニダゾール(フラジール)による治療が効いていないのではないか?、、、と思われるのです。

これから腟ガルドネラ菌の耐性について調べてまた報告しますね。

今回初めて見て頂いた皆さん。
ビッグサイトでお友達になって頂きありがとうございました。
これからも宜しくお願い致します。

第5報 次の生理後はどうなっているのだろう?

フラジールで2週間治療後、グラム陽性桿菌による膀胱炎を発症、
膀胱炎治療後腟内環境はここまで改善されました。
後2日で生理が始まる、、、予定。
この画像からも理解できるように、腟ガルドネラ菌はまだ残っています(死菌かも知れないが)。
やっとここまで回復した乳酸菌。どうか増えてきてくれ!祈る思い。
生理後の乳酸菌はどうなっているのか?
楽しみにしていてください。

今日から大阪に出張です。
セルソフトの開発に携わった、大成化工株式会社白石社長、吉田興産社長吉田社長に会ってきます。
帰ってから報告しますね。

10月17日より生理が始まり、21日の状況は

生理が終わった直後の細胞診標本です。
白血球がやや多く見られます。
生理直後ですので、それほどの違和感はありませんが、中央の細胞が心配です。
やはり、細菌性腟症に特有なClue cell (クルーセル)です。
細胞診標本では明らかな乳酸菌は見られません(正常でもこの時期はほとんど見られません)。
グラム染色標本を観察しても、中央にClue cell、そして標本全面に腟ガルドネラ菌が出現してります。
拡大を上げてみると、
腟ガルドネラ菌に加え、モビルンカスも若干見られ、細菌性腟症の所見を示しています。

やはり、(このブログの最初の画像でも分かるように)治療後も乳酸菌に混じり、
小型で赤く染まる腟ガルドネラ菌が存在していましたので、今回の結果も致し方ないのかも知れません。
フラジールの腟座薬2週間、同時に1週間の経口投与にも拘らず、腟ガルドネラ菌が存在することは耐性を獲得している可能性も考えなければならないのだろうか?

10月29日よりフラジール腟座薬1週間開始(排卵の頃)

腟座薬開始直後から症状はあまり良くないとの情報が届いていました。
また前回の様なグラム陽性桿菌が悪さをしているのか?
それとも別の菌が原因なのか?
そんなことを考えていると、いつも脳裏をかすめる “あいつ”がいます。
日本のお医者さんは「雑菌だよ!」とあまり取り合ってもらえませんが、欧米のお医者さんは泌尿生殖器の感染症で比較的重要視している微生物。
マイコプラズマやウレアプラズマ、、、???
私は以前から「こいつらは表に出てこないで裏で悪さしているのではないか」と疑っているやつらなんです。
ですから、強い腟炎が見られるケースで通常の感染症(淋菌、クラミジア、カンジダ、トリコモナスなど)が陰性の場合、アイラボのマイコプラズマチェックを進める場合があります。
比較的陽性のことが多いのです。

11月5日検体採取

症状はかなり良くない状況とのことですが、検体が送られてきました。
写真の様に、フラジール治療後とのことですが、白血球が多く腟炎の状況でした。
標本背景には細菌と思われる青く染まる物質が多く、かなり汚い状況です。
治療終了直後なのに、信じがたい膣炎の状況です。
しかしグラム染色をみると、乳酸菌(毎視野5個程度)が見られ、腟ガルドネラ菌も写真の様に若干認めます。前回もそうでしたが、腟ガルドネラ菌を完全に死滅させられていないのか?耐性を獲得しているのか? (この件については早速製薬会社に情報収集をお願いしました。)
これから生理まで約1週間、もっと乳酸菌が増えることを祈るだけです。
ひどい膣炎の原因はこれか?(菌交代現象)によるカンジダ腟炎を起こしていたのです。
フラジールを投与していたので想定内の状況ですが、カンジダが増えられる環境にある事が確認できたことは個人的には嬉しかった。なぜなら、カンジダが増えられるだけのグリコ-ゲン(糖分=栄養源)が存在することを意味しているからです。
カンジダの増殖や症状が強くならなければよいのですが、、、と心配もありますが、このような胞子が現状では比較的少ないことが救いです。

その後、症状は徐々に改善し、オリモノや臭いは気にならないと、連絡があり

しかし、心配の種を確認するため、Eさんに了解を頂き、マイコプラズマの検査をさせて頂く事にしました。

New!! Femバランスチェック
 腟内フローラチェックがグレードアップ

「腟内フローラチェック」がグレードアップした最新版になります。

オリモノやオリモノの嫌なにおいが気になったことはありませんか?
膣内フローラが乱れているサインかもしれませんよ。

腟内の大事な常在菌である乳酸菌は守護神的な菌です。この乳酸菌は生理周期の中でも排卵後から生理直前の頃、つまりプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が盛んな時に腟粘膜の上皮細胞が蓄えるグリコーゲンという糖分を分解して増え、(乳)酸を作り、腟内を酸性に保つ大事な働きがあります。
生理直後から排卵まではエストロゲンというホルモンで腟粘膜の上皮は強くしなやかな張りのある保護上皮がしっかり守るため、乳酸菌は少なくても大丈夫。そのため、年齢や生理周期に一致して女性ホルモンが作用しているのかどうかもチェックすることも大事なのです。
乳酸菌がストレスや膣洗浄、抗生物質の乱用などの何らかの要因で増えられない状況になってしまうとガルドネラ菌が増えて 嫌な臭いやおりものが増えたり(細菌性膣症)、痒みやオカラ状のオリモノがでる膣カンジダになることがあるのです。そこに白血球まで増えてしまったら(炎症)さらに増強!!

だからこそ、膣内フローラとホルモンバランスを含めてチェックしてあげることが大事です。そのため、今回は好評だった「腟内フローラチェック」をグレードアップさせちゃいました。
今どんな状態かチェックしたい方にもおすすめの検査キットです。

Femバランスチェック

検査結果で顕微鏡でみる腟内フローラの世界が見れるかも!?

この記事は椎名先生に代わり
ネット担当スタッフが更新してお届けしました。
ヾ(@⌒ー⌒@)ノヾ

第4報 Eさん 見て! 見て! 10/4の検体だよ!

毎朝、私がベッドから去るとまとっていたタオルケットを丸め、
散歩に行くよと言うまでこうしています。
私のぬくもりがいいのかな?
寝起きのせいか、ちょっとブス
臭いがいいのかな?
そういってくれるのは雄(ゆう)君だけ
本当はこんな美男子
小さな子供たちにも“可愛い”って言ってもらえるんですよ

10/4に採取したグラム染色標本です

青く染まる長い菌は紛れもない乳酸菌です。
Eさんの検体で初めての乳酸菌
嬉しい!の一言
明らかな乳酸菌の他に、あの膀胱炎を起こした青く染まる短い菌(桿菌)や赤く染まる小さな菌(腟ガルドネラ菌)もいます。でも、
乳酸菌頑張って!この中で一番強くなってね!そんな思いで、Eさんにこの画像を送信しました。

Eさんからは
ありがとうございます!
乳酸菌嬉しいです!!

そして、10/11日に採取した検体が届きました。

喜びから1週間後です。
乳酸菌の割合が増えています。
腟ガルドネラ菌やグラム陽性桿菌の割合はさらに低くなっています。
これから生理を迎える様です。
乳酸菌頑張れよ!
祈る気持ちです。

私達アイラボのモットーはBe with you (あなたと一緒)です。
雄はこうして2時間余り待っていました。
それでは散歩に行ってきます。

第3報 細菌性腟症の治療に挑戦、思いがけないハプニングが

第1回(8月6日:婦人科で治療後にオリモノや臭いが気になるようになった)、第2回(8月29日:細菌性腟症と診断された1ヶ月後はどうなった?)の記事で紹介した女性(Eさん)がフラジールによる治療に挑戦した記録を報告します。

先ずは初回の写真をもう一度見ておきましょう

月経の出血が終わった時期(7日目)に採取した画像です。
標本の背景はきれいですが、写真中央に細菌性腟症に特徴的なClue cell(クルーセル)が見られます。
月経中も腟ガルドネラ菌はしっかり生きていたことが分かります。乳酸菌の姿はほとんど見ることはできません(元来、排卵の頃まで乳酸菌はあまり見られません)。

生理直前の状態を見てみると 驚き!でした

前回(月経直後)に比べ、白血球が多く若干腟炎を伴っているように見えます。
Eさんもこの写真を見て大変驚かれた様子でした。

少し話は飛びますが、Eさんが「アイラボさんの商品の中にオシャレな貴女のパスポートというキットがありますが、どんな思いで名付けたのですか?」と質問されたことがありました。
「顔のお手入れや素敵な洋服を身に着けるのと同じように、デリケートゾーンのおしゃれ(健康)にも気を使ってくださいね。」という思いでそのキットを作ったことを話すと、Eさん「それって素敵ですね。私も何とかデリケートゾーンの健康を取り戻したいので治療に挑戦します。」
ということで、生理が終わった時点で婦人科を受診しました。

治療にはフラジール腟座薬が処方されたようですが?

5日分のフラジール腟座薬を処方して頂きました。
2週間ぐらいは良くなった気はしましたがすぐに戻ってしまいました。
(細菌性腟症の治療を行っている婦人科医に治療効果について尋ねてみると、「治療しても一時的には良くなるが、パートナーとの性交渉を始めると元に戻ってしまう。」という回答を頂いていました。「今回もそうか?」と、少し落ち込みましたが、細菌性腟症は性感染症ではないとの認識を持っていましたので、この点についてもいずれ解明する必要があると改めて感じました。

そこで今度はEさんの知り合いの医師に相談し、以下の様にしっかりした治療スケジュールを作成し、同医師より処方していただく事にしました。

【治療の予定】
9/2~1週間目、フラジール腟座薬・飲み薬
9/9~2週間目、フラジール腟座薬
9/15終了
9/19自己採取検査
9/21生理スタート
パートナーには飲み薬を飲んで頂く予定です。


実際は、経口薬は9/3~9/10、腟座薬は9/3~9/17投与しました。
腟座薬を1回挿入だけでオリモノはほとんどなくなり、臭いも感じません。おりものの性状は腟座薬のカスが残っている感じで白いものが出てきます。
予定より生理が4・5日早く来てしまい検査できなかったので、9/26日に検体を採取してアイラボに送りました。

9/26日採取の検体を見てびっくり

治療が終わったばかりというのに、この白血球の多さは何?どうなってんの?
細菌性腟症を疑う所見はないけど、何やら小さな桿菌がいる(写真にすると見にくいですね)
この菌が炎症の原因か?
グラム染色でもう少し詳しく見ると、グラム陽性桿菌がたくさん!
乳酸菌とは大きさが全く異なるので一目瞭然(おかしい)

9/29日 Eさんから一枚の画像 おしっこが真っ赤に!

9/26日に検体を採取してアイラボに送りましたが、この日から残尿感を感じおかしいと思っていましたがそのまま放置していたら9/29に血尿になりました。病院に行ったところ膀胱炎と診断され、ホスミシン(ホスホマイシン)を処方された。おりものは少し増え、においも感じるようになり、状態はあまりよくありませんが、本日10/4日検体を送ります。

さてその結果はどうなんでしょうか?
今日はここまでにします。

腟活サプリメント!! 
 WOMANs VALUE AWARD 最優秀賞 受賞

この度、一般社団法人日本ウーマンズバリュートレーニング協会が主催する
「WOMAN's VALUE AWARD~Femtech~」にて、アイラボとコラボしているFemCiaさんの
サプリメントと検査キットが下記の賞をダブル受賞いたしました!!

【サステナブル部門】   最優秀賞『CareLact』
【エンパワーメント部門】 優秀賞 『膣内フローラ検査キット』
 
腟活サプリメントとして毎日の健康のサポートにお役立ていただければ幸いです。
フェムシアの膣内フローラサプリ、”Care Lact サプリメント”とは?
とても不思議に思うかもしれませんが、Care Lact(ケアラクト)は乳酸菌(GR-1、RC-14)で膣の調子を整えることが出来ます。消費者庁の機能性表示食品としての届出をしている商品で、効果や安全性のエビデンスが揃っています。
いくらお手入れしてもケアしきれない理由は膣内環境にありました。膣内には善玉菌と悪玉菌が存在しています。善玉菌とは、ラクトバチルス属の乳酸菌のことで、その乳酸菌の働きで腟内が常に「酸性」に保たれるようになっています。しかし、膣の不調の原因は乳酸菌の減少で悪玉菌が増え、膣内の「酸度が低下」してしまうからです。
酸性に保たれた膣内は、雑菌の侵入や繁殖を防ぎ、健康な状態を維持しますが、疲れやストレス、抗生物質の服用、性行為、膣洗浄などの影響で善玉菌が減ってしまうと自浄作用が機能しなくなってしまい、様々な膣トラブルの原因となります。
ケアラクトは、2種の生きた乳酸菌が約10億個配合されており、これにより膣内環境を整えます。
お薬ではないので即効性はありませんが、乳酸菌で膣内フローラを整えることで不調に強い環境を備えます。副作用がなく、体に優しいサプリメントで長期的にケアすることをオススメします。

 パッケージをクリックでお申込みフォームへ

分からないことがありましたらお気軽に!

検査のお問い合わせは 
アイラボ ☎042-652-0750

サプリメントのお問い合わせは
株式会社ドウシシャFemcia
公式サイト https://femcia.com/
☎0120-147-148 
受付時間:平日10:00~17:00
(年末年始・夏季休暇等を除く)

アイラボが取り扱う女性用検査キット一覧は以下からご覧になれます。

https://ilabo-cyto-std.com/onlineshop/category/item/itemgenre/forfemale

腟活サプリメント!! 9/1より販売中!
 腟内フローラを整える

腟活サプリメント

アイラボの腟内フローラチェックとも連携!!
「腟内環境を良好にし、調子を整える」サプリメントとしてフェムシア/ケアラクト
(機能性表示食品)がDOSHISHAから9月1日より販売を開始しました!
腟活サプリメントとして、健康のサポートにお役立ていただければ幸いです。
フェムシアの膣内フローラサプリ、”Care Lact サプリメント”とは?
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☎0120-147-148  公式サイト https://femcia.com/ 受付時間:平日10:00~17:00
(年末年始・夏季休暇等を除く)

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