八王子市の古い町から“子宮頸がんゼロを目指そう”

一丁目から「子宮頸がんゼロの町を目指そう」
アイラボの本社は、東京都八王子市元八王子町1丁目にあります。
八王子の中でも歴史のある地域で、近くには八王子城跡や多摩御陵、高尾山や奥多摩の山々にも自宅から徒歩でアクセスできる素敵な町です。
こんな町でも高齢化が進み、町会の行事やサークルも年々縮小傾向、私達のゴルフの会も終焉を迎え最後のコンペを開催しました。
その後の宴会で「やめるのは簡単もっと積極的に声をかけよう」「他の町会ではマルシェが流行っている」「古くから住む人と新たに住み始めた人が共に参加できる活動はないか」等々の話で盛り上がりました。
団塊の世代を中心としたこの集まり、久しぶりに皆の目が輝いていました。
老体に鞭打っても町のために何かをやろう。そんな気迫がこの男達にみなぎっていました。
そこで私、私の会社は女性の健康と活躍を支援する仕事をしています。“一丁目から子宮頸がんゼロを目指そう”というのはどうですか?」と話しかけてみました。

女性が健康で活躍出来る活動はいま世界中で注目されています。
子宮頸がんは進行しないと全く症状がないため、早期発見がとても大切です。
しかし、子宮頸がん検診を受けている人は43.7%に過ぎないのです。なぜなのでしょうか? 「恥ずかしい、忙しい、面倒」それが大方の理由と思いますが、「「しっかりした教育」がないからなのです。「学校だけでなく、テレビやSNSでも話題は溢れているのではないか?」確かにそうですが、子宮頸がんは「対岸の火事=(他人の災難や問題は自分には無関係)」的思考なので、何度聞いても馬耳東風(他人の意見や忠告を全く気にせず聞き流してしまう)で、いざ身内や有名人が「がんになった」と聞くと一時は「自分は大丈夫か」と思うが、
すぐにどこかに行ってしまうのです。

性に関係するがんだから、なかなか難しいけど

「子宮頸がんは性行為でHPVが男性から女性へ、女性から男性にうつる事が最初の出来事」だと聞く驚く人は少なくありません。HPVは子宮頸がんの原因になることはなんとなく分かっていても、それが性行為でうつるところまで理解がつながっていないのです。そこを正しく伝えることで、「子宮頸がんは女性だけの問題ではない」検診やワクチン接種の必要性にも目が向けられるようになるのだと思います。
ゴルフの仲間達が真実を初めて知って、全員この会の発起人になったのです。
検査だけでなく、老若男女、古くから住んでいる人・新しく住み始めた人が一緒になってこのテーマに取り組む中で、子供達に明るい未来を残せたら幸いです。

こんなチラシを作ってみました

この活動は決して楽な道のりではありません。
少なくても、5年・10年はかかるので、私達発起人会だけでできる仕事ではありません。
この町に住む一人でも多くの皆さんに賛同して頂けなければ先に進めません。
最も大切なことは「性教育」なのですが、最初からはハードルが高すぎます。
先ずは、検診を受けることの大切さを訴えてまいります。
■経済的負担が少ない八王子市や会社で受けられる検診を受けましょう
■それが苦手な人(恥ずかしい、忙しい、面倒)には自分で採取する方法を勧めます
それでも検診は受けたくない人達には、心配事を一人で抱え込まない環境を整えます。
■長年悩み相談の経験を持つ日本性感染症学会認定士による無料相談窓口を提します。