HPV検査用採取器具セルソフトに関する論文

この研究はHPV検査における自己採取器具の検体採取能力を確認するために行いました。
比較の対象としたエヴァリンブラシは、HPVの採取能力が医師採取と変わらないとの報告があり、それが世界的に認知され普及しています。セルソフトの強みはHPV検査のみならず、多目的検査に対応できますので、HPV検査においてほぼ同等の結果が得られれば、一度の採取で必要に応じていろいな検査に対応できることです。

HPV検査単独法が子宮頸がん検診に承認されたことで

子宮頸がん検診は、これまで行われてきた細胞診単独法(推奨グレードA、検体は医師採取に限る)に加え、HPV検査単独法も推奨グレードAになり、厚労省からも指針が示され、今年4月1より自治体でも徐々に採用するところが増えてくると思われます。検体採取は原則医師採取とするになっていますが、その理由として我が国においてその有効性が明らかになっていないからとされています。今回の研究で比較の対象としたエヴァリンブラシは自己採取器具で、検体採取能力は医師採取と同等と言われていますが、セルソフトはそれと同等の採取能力が確認されたため、子宮頸がん検診の受診率向上に期待されます。

米国FDA、HPV 検査で自己採取を許可、がん早期発見に一助

情報入手先:日経新聞
内容:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN16E3P0W4A510C2000000/

セルソフトは通常の検診が苦手な人のために開発したデバイスです。
そのような方にも手軽に採取できる器具なので、各自治体でもこれまでの細胞診検査に加え(これまでの検診が苦手な人にも)新しい検診の機会を提供して頂けると我が国の子宮頸がん検診受診率が一気に50%を越し、欧米並み水準も期待できると思います。
日本の未来のために、わが国でも早急に“HPV検査に自己採取を許可”して頂きたいものです。