クリニックで性病検査を受けたが、何でもない、と?

『おりものや臭いがきつくなったので、近くの婦人科を受診して性病の検査を受けました。
1週間後に再度受診したところ、検査に異常はないとのことで、何も治療しなくてよいと伝えられ安堵しました。しかし、帰りの電車でボーットしていたら、ふと本当に安心していいのか心配になり、いろいろネットを調べたら、細菌性腟症や腟内フローラの記事が出てきたのでアイラボの「腟内フローラチェック」を注文した。』というお客さんの話です。

腟内フローラや細菌性腟症を心配してくれる先生は少ない!

この方は、外陰部のかゆみと臭いが気になって婦人科を受診しましたが、前述のように「何でもない」とのことでした。しかし、不安が解消されず、“腟内フローラチェック”を希望されました。

その結果は、(このサイトを見て頂いている方や、アイラボで腟内フローラチェックを受けられた方なら)“細菌性腟症”を疑うことは容易にできるでしょう。

ではなぜ婦人科の先生は「何でもない」と言われたのでしょうか?

実は、子宮頸がん検診を扱う多くの検査機関では、細菌性腟症が疑われるケースであっても『結果にそのことを記載しない』のです。なぜ?、、、との質問に対し、「説明ができない」「質問された時の対応が面倒」と言う答えが返ってきました。まあ、その他にも診断する側の問題として判定基準が良く分からない等々、理由はほかにもあるかも知れません。ひょっとしたら、多少の臭いやおりものがあるケースは結構多いので、“ほっておいてもいい”と考えている人もいるかもしれません。

子宮頸がん検診をほとんど受けていない人の中には、おりものや臭いが気になるので、今年は受けてみようかな?といった理由で検診を受けられる方もいます。どこの検査機関でも、トリコモナスとカンジダについては発見された時はその旨を報告しますが、前述のように細菌性腟症については報告されません。
アイラボに検査を依頼されている検診機関では大半の検診機関では細菌性腟症が疑われる場合は記載していますが、記載不可の施設も少なからず存在します。おりものが気になって受診された方には大変気の毒な話です。
2022,6,6のブログ「細菌性腟症の事例」で紹介したように、オリモノや臭いが心配で婦人科を受診したところ、カンジダの治療薬を処方されました。その方は、“自分はカンジダ症ではなく細菌性腟症と思っていました”ので処方された薬は飲まず、腟内フローラチェックで検査を受けることにしました。その結果は思った通り、細菌性腟症でしたので、その結果を持って再度同じ婦人科を受診されたようです。
その結果、担当医師は快くフラジールを処方してくれたそうです。
セルフメディケーション(自分の体調の変化は自分でチェックしてみましょう)

どうしたらよいのか分からない時は、先ずは相談しましょう。
アイラボ以外にも相談窓口はありますので、探してみましょう。
アイラボの無料相談は、日本性感染症学会認定士が全てのご相談に対応していますので、
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