こんな状況をそのままにしてはいけません

Drシイナラボ(アイラボ)に子宮頸がん検査とHPVタイピング検査の依頼がありました。
タイピング検査とは、感染しているHPVの型を調べる検査ですので、HPVの感染が明らかである人か、感染の可能性が高い人が選ぶ検査になります。

この方の子宮頸がん細胞診検査の結果はNILMでHPVタイピング検査でも13種のハイリスク型HPVの感染は見られませんでした。

その時の顕微鏡をのぞくと!

弱拡大の写真のように、顕微鏡をのぞくと全面が白血球だらけ! ひどい腟炎の状態でした。
拡大を上げた写真では、背景にたくさんの膣ガルドネラ菌も見られ、臭いもおりものも大変な状況ではなかったのではないかと推測されます。多分ご自身は“あまりにもおりものの異常が気になって、子宮頸がんではないか???” と思ったのではないかと思います。
こんなにひどい状況でも、本人にとってはこれって「病気?」なのか「そうでない?」のか分からないのです。
なので、「がん?」{性病?」{何なの?」、、、分からないままそのままになってしまうことも少なくないのです。
この人は知り合いの方から、「がんの検査を受けたほうが良いのでは?」と忠告され、アイラボの検査を受けたようです。
セルフメディケーションとは「自分の健康は自分の責任で守る」です。
検査キットを選ぼうとしてもなかなか思うようにはいきません。
だから、先ずは、日本性感染症学会認定士である私達に相談してください。
いつもと違う。これは変だ?って感じるのは貴女だけです。 あなたの健康やQOLの向上にチャレンジできるのは貴女だけです。