痒い痒いものすごく痒い

今日は休日、久しぶりに仲間とホームコース(GMG八王子ゴルフ場)でゴルフ。
前半41 後半41の82でした。猛暑の中、まあまあかな?
会社に立ち寄ると相棒のヤブさんからのプレゼント。
日常最も頻繁に遭遇するケースです。
痒くて痒くて外陰部をかき壊してしまいました。
カンジダ症かなと思うんですが念のためにチェックをお願いしました。

その時の顕微鏡像

弱拡大(左)で見ると、腟の表面を覆う細胞(緑色)がいくつか塊でみえます。
白血球はあまりなく、膣炎は起こしていないで、とてもきれいです。
拡大を上げる(右)と、やや茶色に染まるものが枝状に伸びています。
これはカンジダ症に見られる仮性菌糸といいます。
腟の粘膜表面を覆う細胞を縫い刺すように増えているので、痒そうですよね。
カンジダ症はこのケースのように強いかゆみを伴うことが多いため、症状でも推測できる感染症です。最も多いのが、膀胱炎などの感染症の治療に抗生物質を投与されますが、抗生物質は大腸菌などの「細菌」は殺してくれますがカンジダには効き目がないため、抗生物質を服用した後でカンジダ症になることが多いのです。専門的には「菌交代現象」といいます。
また、妊娠中は腟内の糖分(グリコーゲン)が多くなることで、通常よりカンジダの栄養源が豊富になるためカンジダ症になることが多いのです。
強いかゆみのほかにも白っぽいオリモノが増えるのもカンジダ症の特徴で、おから状、かゆ状、カッテージチーズ状などと表現されていいます。
しかし、婦人科の先生の内診だけでは時に、細菌性腟症や他の感染症と区別が出来ないこともあります。
また、かゆみを伴う病気には、トリコモナスの感染、子宮頸がんや尖圭コンジローマの原因となるHPVの感染初期、ヘルペスの感染初期、細菌性腟症などありますが、かゆみの強さはカンジダ症が一番ではないかな?